こんにちわ。管理人のあずすなずです。
ここ最近、低位株の仕手株化が目立つような気がします。最近までバイオ株でしたが、バイオ祭りが落ち着き、稼ぎがなくなり行き場を無くした大人達が、辿り着いた先がソコだったのでしょう(笑)
いつかは仕手株の話もしてみようと思っていたので、この機会にしたいと思います。
以前、株を売買する際のシナリオの話をしました。このシナリオの説明に仕手株を例にあげるとかなり分かりやすいと思われます。
仕手株とは
まず仕手株を知らない方には、仕手株を知っていただきたいところです。
仕手株とは、ある特定の投資家によって意図的に株価を操作された銘柄を言います。
ある投資家とは、一人とは限りません。そしてこれらの操縦士を仕手筋といいます。
以前に私が「株価というのは何者かによって操縦されているものだと考えてください」
と記事内で書いたことがあります。その時の記事が➡【株初心者ブログ】負ける初心者が必ず犯す過ち5つ。そしてその原因
仕手株の一番の特徴は、これといった材料が出ているわけではないのに、急に何倍にも暴騰したりと、急激な値動きがみられます。
この値動きは仕手筋の仕掛けによるものです。
仕手株の特徴
仕手筋に狙われやすい銘柄としては
- 時価総額が小さい➡玉集めをして株価を操りやすい
- 低位株 ¥100~300等➡個人投資家にも買いやすい(イナゴ投資家)
- 特に目立たない会社➡玉集めの段階で価格変動なく集めやすい
これまで仕手化した銘柄を検索してもらえると、大体が当てはまるかと思われます。
株価の操作とは
玉集め
100~300円という株価で、誰にも目立たないように、「玉」を集めます。
予定数の玉が集まるまでは目立ってはいけないので、株価が上がらないように操作します。
玉転がし
今度は銘柄を市場で目立たせます。集めた玉を売っては、買うを繰り返し、出来高を増やしたり株価を上げるなどします。
振るい落し
銘柄がある程度目立ち、個人投資家からも買いが入ったところで、一旦株価を下げることで上値を軽くさせます。
なので「振るい落とし」が合図となるのですが、判断は難しいですよね。
被害に遭うのはいつもイナゴと呼ばれる個人投資家たち
ここまでが準備となり、あとは容易く株価を上昇させ売り切ってしまいます。
更には空売りまで入れられ、個人投資家は糞株を塩漬けにするか、退場していくかです。
こういう個人投資家を『イナゴ』と呼びます。
前の記事でいうところの、値上がりランキングを見て買う人たちですね。
【株初心者ブログ】負ける初心者が必ず犯す過ち5つ。そしてその原因
どの場合においても、いつも被害に遭うのはシナリオを描くことのできないイナゴなのです。
何故仕手株に手を出してはいけないのか
これは利確できない事にあると断言します。
以前からお話していますが、株で儲ける為には以下が大事です。
利確ポイントは設定できないが、運よく上昇に乗れたとします。しかし次に下に株価が下がるときは、ストップ安です。
それでも仕手株に手を出す理由
暴落、暴騰率が半端ない。それが魅力
仕手株には株価を一気に何倍にも上げる力があります。その波に乗る事さえできれば資金を一気に増やすことができます。一方波の安定した東証1部銘柄のメジャー株というのは一時的に暴騰しても数%。
超初心者だから
そもそも、どの銘柄を選ぼうと利確ポイントや損切りポイントを設定できないから。
そんな私も経験あり
利確、損切りポイントを、うまく設定できていない時期は、私も逆に狙いすましているかのように仕手株を探しました。
実際何度も対峙してみて、良い思い出はないのに、苦い思い出は沢山あります。
時にはストップ高付近から、ストップ安付近まで持っていかれたこともあります。
「売れない恐怖」はめちゃめちゃ怖いです(笑)
まとめ
私には、材料すら出ていないのに暴騰している銘柄の、暴落する前兆なんてわからないです(笑)
サンバイオが良い例ですね、仕手ではなく新薬の期待で買われていたサンバイオですが、かなり研究し購入されていた方もいました。それだけ銘柄を研究されていた方でも暴落に巻き込まれていますから・・
株初心者がサンバイオの暴落を目の当たりにして
仕手株になるような、そんな世間一般で言われる糞株のこと等、分からず取引しているわけです。
ただし、私はこれという銘柄があれば挑戦するかもしれません(笑)
その際も
超初心者の方には仕手株よりも、まずは利確ポイントや損切りポイントの設定の仕方を覚えて欲しいところです。

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